Jエントリー(LINE Business Partners株式会社)・BPNディレクトリが新規申し込みが出来ない状況になっております。
個人的には「ついに来たか・・・。また時代が変わる。」そんな出来事です。
そもそも何故この出来事に気付いたのか。といいますと、
実は先日、Jエントリーに新規申し込み申請したばかりだったのです。
新規申し込みから数日後に5万円を入金。
そして入金の翌日、このようなメールが届いていたのです。
以下、全文転写
件名:【Jエントリー】お申込み受付停止の件
●●様
お世話になっております。
Jエントリーお客様窓口でございます。先日下記お申込みを頂戴いたしましたが、
諸般の事情により新規のお申込を受け付けることが
できません。■申込情報
————————————————————————–
申込番号 : ※※※※
ジャンル :Jエントリー(一般サイト)
入金額 :42,000円
申込日 :2013年10月8日
入金日 :2013年10月24日
URL :http://www.※※※.com
————————————————————————–従いまして、返金手続きをさせて頂きますので、
お手数ですが、返金先口座をご記入の上ご返信ください。━━━≪返金先口座≫━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【銀行名】
【支店名】
【店番号】
【口座番号】
【口座種別】
【口座名義】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━この度はご迷惑をお掛けして誠に申し訳ございません。
何卒よろしくお願いいたします。
=================
LINE Business Partners株式会社
Jエントリーお客様窓口
E-mail:jentry_support@linecorp.com
=================
え???受付停止!?
諸般の事情って何ですか!!!!?
結果として一方的に突き返された印象です。
正直、滑り込みセーフ!で登録してもらいたかったもんです。
(入金処理が遅れたコチラの責任ですが・・・)
とは言っても仕方ないので、返金対応をこれから申請しようと思います。
※1 ちなみに同サイトを同タイミングでYahoo!カテゴリーとクロスレコメンドにも登録申請&入金しましたが、現時点では何の連絡もないので問題なく審査が行われているようです。
※2 このメールをキッカケに調べたところ、同タイミングでBPNディレクトリサービスも新規受付停止となっておりました。
BPNは比較的新しい後発組のディレクトリサービスでしたが、提携先にロイターやCNNなど超メジャー媒体を保有しておりましたので、これまた驚きです。
では何故? このタイミングで約10年続いてきた人気サービスが終了してしまったのか??
これがとても重要になります。
そもそもgoogleはリンクの売買を禁止します!と数年前から何度も公言しております。
そして、ここ数年においては個人レベルでの被リンク販売会社に対してまでペナルティを課しております。
基本的にはタレこみ(違反報告)があったときにGoogleが目視したうえでindex削除や警告を出す等の対応をしていたようですが、
ここ数年はSEOセミナーが開かれるとgoogle社員が紛れ込み被リンクの出所を探っている!?なんて噂も聞きました。
ではGoogleは何故そこまでしてリンク売買を排除しようと頑張るのでしょうか??
理由は明白で、サービス向上の一心で活動されているからです。
つまり、リンク販売という行為は、そもそもスパムを助長している悪しきサービスであり、なぜ駄目なのかも何度も明確に伝えております。
例えば2008年10月15日にアップされたgoogleチームのブログにはこのように明記されております。
タイトル:PageRankの計算に使われるリンクを売り買いすることについて
私たちは、公平かつ的確な検索結果を示すことで、ユーザーの皆さんに最良の検索エクスペリエンスを提供したいと思っています。また、ウェブマスターの皆さんとのコミュニケーションが不可欠だと思っています。
~省略~
しかし、残念なことに、ウェブマスターの方々のなかに、検索エンジンのランキングを操作する目的でリンクの売買を行う方もいて、私たちはインデックスの質を守るために対策を行うことがあります。PageRank を渡すリンクの売買は、Google の ウェブマスター向けガイドライン 違反になります。その理由は、売買されたリンクは次のような理由から、的確な検索結果を提供する妨げになることがあるからです。
不正確である: 偽りの人気度を示しており、そのサイトが本来持つ評価、関連性、信用に基づいていない。
不公平である: 自然発生的であるはずの検索結果の中で、資金力のあるサイトに不当に有利になってしまう。Google の 品質に関するガイドライン に適合するには、有料リンクはすべて、rel=”nofollow” 属性の追加や、robots.txt ファイルによって検索エンジンからブロックされる中間ページにリンクをリダイレクトするなどの方法(詳細は こちら )により、その存在を明らかにする必要があります。
※ 参照元はコチラ(上記一部抜粋)
非常に解りやすいですよね。
「偽りの人気度を示しており、そのサイトが本来持つ評価、関連性、信用に基づいていない。」
おそらくこの言葉に集約されているような気がします。
私は昔からSEO対策会社が上場する事がとんでもなく恐ろしいことだと感じており、
真っ当にSEO対策を行おうとした場合、内部ソースの最適化のみが本来の役割であり、実状、多くのSEO会社が行っていることは
「外部対策=すべてスパム行為」という認識があります。
しかし、本音と建て前ではないですが、実際に検索エンジンに影響がある限り無視はできません。
私自身、数多くのサイトをディレクトリ登録してきましたし、多くのクライアントにディレクトリ登録を助長してまいりました。
それは結果として検索順位に影響し、SEO効果があったからなのです。
2013.04.16に当サイトで「ディレクトリサービスについて」を紹介いたしましたが、この記事中でも私はこのように述べておりました。
はい。この時から個人的には釈然としていなかったのです。
今回のJエントリーサービス停止という事実を聞いても「やっぱりな!」と印象が強かったです。
では今後のディレクトリサービスは、どのようになるのか??
ディレクトリ登録のSEO効果は無駄な行為なのか??
という事が気になってくるはずです。
googleの基準に合わせれば「有料リンクはすべて、rel=”nofollow” 属性の追加」に従う事でサービス継続を果たすのか?
という抜け道もあるかもしれません。
しかし、実際問題JエントリーやBPNディレクトリもrel=”nofollow”対策は取っておりました。
それでも結果としてサービス停止になっている訳です。
実は、先月末にiディレクトリサービスから以下のようなお知らせが届いておりました。
Googleの指導に伴うパートナーサイト“nofollow”対応についてのお知らせ
週末、複数のパートナーサイト宛てに、ウェブマスターツール経由でGoogleからリンクにrel=”nofollow”を付けるよう指導するメッセージが届いたというご報告を頂きました。
現在のところ、改善を推奨するメッセージのみで、ページランクや検索結果への影響は発生しておりませんが今後、パートナーサイトおよび登録サイトに何かしらの影響が及ばないよう、急きょ、iディレクトリ本体サイトを除く全てのアンカーテキストリンクをnofollowにする事と致しました。
各パートナーサイトからは、オリジナルコンテンツがiディレクトリ本体であるとGoogleに伝えるためのrel=”canonical” 記述を加える事で、評価をiディレクトリ本体に集中させ、SEO効果が薄れないよう努力致します。
この度は緊急を要すると判断したためnofollow設置後の事後報告となりました事をお詫び申し上げます。
評価をiディレクトリ本体に集中させ、SEO効果が薄れないよう努力致します。と言っておりましたが、、、怪しいもんです。
近日中にiディレクトリもサービス停止に追い込まれそうな予感がします。
そもそもディレクトリサービスに登録する目的は「検索順位を上げるため」であり、「ディレクトリ登録する事」が目的では無いはずです。
体裁上、多くのサイトへ登録するためアクセスが流れます!と各サービス会社は公表しておりますが、そんなアクセス流入はたかが知れております。
つまり「SEO効果が無いのであれば高いお金を払って登録する必要は無い!」という事になります。
ではSEO効果は全く無いのか・・・というとそうでは無いのです。(これが厄介)
少なくても現時点ではSEO効果はあります。ただし効果があるといっても爆発的な効果がある訳ではなく、あえて微量の効果がある!と言っておきましょう。
もしかしたら、この記事を読んでいる方で「もう既に登録してしまっているがペナルティを受けてしまうのでは?」と思われる方もいるかもしれません。
しかし、それは絶対にありえません!!多少のマイナス評価はありえるかもしれませんが、index削除等の最悪措置は絶対にないので安心してください。
理由は簡単。大手企業も当たり前のように(まるでステータスのように)ディレクトリ登録してきました。
そのようなサイトを排除してしまえば検索エンジンとしての役割を果たせなくなってしまうからです。
そんなことはgoogle側も重々承知しているので、結果として「リンクの出所をつぶす」という行為を地道に頑張っているのです。
これはあくまでも個人的な見解ですが、Yahoo!カテゴリー登録以外のディレクトリサービスは近いうちにすべて無くなると思います。
では何を根拠にYahoo!カテゴリーは生き残る?と考えるのか???
ここは非常に難しいです。
そもそも「自社コンテンツに数行テキストを追加するという簡単な作業で5万円も貰える」というビジネスは運営側にとって非常に美味しいビジネスだと言う事。つまりサービス停止をすると数千万円単位(数億?)の利益を溝に捨てることになるのです。
しかし、googleのルールに従わざるを得ない一般サービス提供者は停止せざるを得ないのです。
ここが重要で、今まで書いてきたことはすべて「googleのルールに基づいた話である」という事です。
2010年の末にyahoo!の検索アルゴリズムがgoogleに切り替わり、実質検索エンジンの約90%がgoogleに支配されているのが今の実情です。
しかし、この2010年以前はyahoo!は独自の検索アルゴリズムを採用しており、自社サービスのyahoo!カテゴリー登録サイトはえこひいきし続けておりました。
つまり、万が一yahoo!がgoogle以外のアルゴリズムに変わると話は全て変わってくる!という事なのです。
googleの一人勝ちでは面白くないと感じているのは間違いなく、現在のgoogleとの契約も当然期限があります。。。
つまりyahoo!としても圧倒的技術力の前に従わざるを得ない状況ですが、なにか革命的な事を起こし、またアルゴリズムを変える!?という事も視野に動いているはずです。
まぁ全て私の個人的な妄想であり、可能性的なお話です。
今回のお話をまとめてみます。
では総合的に話をまとめ、今後はどのような対策をすればよいのか??
という個人的な意見を”まとめ”として書いておきます。
1、googleは悪を許さない正義の味方である。googleのガイドラインに従えば何の心配もいらない。
2、SEOで安定的な順位を確保したいのであればディレクトリ登録・相互リンク等の対策は即刻止めるべき。
3、被リンク効果が無くなる訳では無い。むしろ被リンク効果を重視しているからこその対策である。
※しかし「SEO効果は消えることは無いだろう」という考えを元に、サービス停止する前に「ディレクトリ登録申請しまくる」という考え方も成立する?
最後の※印に関しては、これを読んでいる方の自己判断となります。
当然、SEO効果等で損失があっても当方では一切の責任を負う事はできませんので悪しからずご了承ください。
今後もGoogleの動向に注目してまいりたいと思います。
~おまけ~
Jエントリーは数年前、LINE Business Partners株式会社にサービス変更したばかりでした。
LINE(元NHN Japan株式会社)はNAVERまとめの広告の件(googleアドセンスサービス停止)でも結構もめたので、googleに目の敵にされているのかもしれませんね。それにしても約10年前にホリエモンが3億5,000万円の大金で買い取ったサービスが、こんなにもあっさり終焉を迎えるとは、、、なんだか感慨深いですね。
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