中古ドメイン(オールドメイン)VS日本語ドメイン!徹底検証。SEO効果がありますか?

今回はドメインのSEO効果について解説していきたいと思います。

まず始めにドメインを理解しましょう。

ドメインとは当サイトでいうと「webbusiness-kan.com」部分を指し、IPネットワークにおいて個々のコンピュータを識別する名称の一部です。簡単に言うと「インターネット上の住所」のような役割を果たしております。

ホームページを新しく立ち上げる場合、新規ドメインを取得する必要があり、(無料ブログサービス等は別です)特に知識が無い場合、多くの方は「○○○.com」というドメインを取得する傾向が強いようですが、一度ホームページを立ち上げて運用してしまうと後からドメインを変更するということは様々な点でデメリットが生じてしまいますので、しっかりとドメインの意味やドメイン効果などを理解したうえで新規ドメインの取得を行うようにしましょう。

ちなみにドメイン名は世界中に1つしか存在することがなく、法人・個人問わず誰でも簡単に複数のドメイン権利を保有することが可能です。(一部ドメインを除く)
つまり電話番号と一緒で、重複する事が無く、早い者勝ちでドメインを保有する事ができてしますのです。

そして携帯電話で「090-※※※※-※※※※」「080-※※※※-※※※※」とあるようにドメインでも「.com」「.net」「.jp」等様々なドメインが存在します。そして090と080は全く同じ役割を果たすのと同じように「.com」「.net」など、ほぼ同等の意味を持つドメインもあれば、電話番号を例にすれば東京03や大阪06のように「co.jp」は法人格。.jpドメインは、日本に割り当てられた国別トップレベルドメイン(ccTLD)で、登録者が日本国内に常設の連絡先を持っていれば登録ができる。など特定の条件を満たさなければ取得できないドメインも存在します。

細かく言うと各ドメイン毎に意味があり、多少の条件等が変わるのですが、個人がブログを立ち上げたり、アフィリエイトサイトを構築する程度であれば取得条件について深く考える必要は無いと思います。

逆に「覚えやすいドメイン」だったり「SEO効果が高いドメイン」などの観点からドメイン選定されることをオススメいたします。
付け加えるならば取得したドメインを元にメールアドレス作成を行うこともできるので、短いドメイン名のほうが覚えられやすく人気です。

ドメインのSEO効果とは??

そんなドメインですが、今回は「SEO効果」という点にフォーカスして解説してみようと思います。

実は取得するドメインによって「SEO効果」が多少異なってきます。
これはネットビジネスに関わる人間にとっては周知の事実であり、時期によって、その効果が変動するため常に色々な情報が拡散され続けております。
その情報の中には当然全くのデマであったり、真実の情報であっても翌日からは「使えない情報」に様変わりすることもあります。
これはSEOという特性上、Googleのアルゴリズムの仕様によって大きく左右されるため仕方のない事であり、避けられない点でもあります。
つまり、当記事も現時点での効果を検証・推測しての情報であり、明日から使い物にならなくなる可能性も0では無いことを予めご了承ください。
しかし、知識としては知っておいて全く損では無いはずなので、デマ情報に振り回されないためにも基礎知識を学ばれることをオススメいたします。

それでは実際にどのようなドメインがSEO効果があるのか?についてですが、解りやすく説明するために今回は大きく分けて3つのドメインに大別してみようと思います。

1.一般ドメイン
2.日本語ドメイン
3.中古ドメイン

以上の3点です。

一般ドメイン

このような表現が正しいかは別として、「.com」や「.net」「.jp」このようなドメインを指します。
多くの場合サービス名をローマ字表記に直し、ドメインに当てはめます。
価格.com→kakaku.com / 楽天→karakute.co.jp 等々

日本語ドメイン

「日本語.jp」というように「日本語+.comや.net」で表現されるドメイン。
URLアドレスバーにドメインURLを直接を入力する方法でアクセスできます。検索結果時にも日本語URLが表示されるため直感的に訴求しやすいドメインです。カタカナやひらがなも使用可能でサービス名をブランディングするのに最適なドメインかと思われます。
ただし実際には、ドメイン名部分をPunycode変換すること(英数字とハイフンの文字列に変換)により表示さているため、メールアドレスの取得などには不向きです。(例:「日本語.jp」であれば「xn--wgv71a119e.jp」)
さらにガラケー(フューチャーフォン)ではサイトが表示出来ないことも確認しております。

中古ドメイン(オールドドメイン)

過去に誰かが取得・使用していたドメインの事を「中古ドメイン」と言います。
過去に誰かが使用し、WEBサイトを運営していたわけですから、そのドメイン(URL)には他のWEBサイトからのリンク(被リンク)が残っていたり、サイト閉鎖事実を知らずに再訪問してきたりするユーザーがいるという特徴があります。
つまり見た目だけで言ってしまうと「一般ドメイン」と変わらないのですが、過去に利用実績があるドメインを今回は切り離して解説しております。
ちなみにドメインとは所有権を失効すると、45日経過すれば市場に開放され誰でもそのドメインを再取得することが可能です。
携帯電話も昔の友人に電話したら知らない人が出た!!という経験があると思いますが、携帯電話番号も所有権放棄(厳密に言うと借りていた番号を返す)から約半年で市場に開放されるので同じような意味合いですね。

さて、このように大別した3つのドメインですが、一体どのようなSEO効果があるのでしょうか?
また、本当にSEO効果はあるのでしょうか?
というような声が聞こえて来そうですね。。。そこで論より証拠!?
ではないですが、実際に記事を書いている今日時点でのgoogle検索結果を動画で作成してみました。
当然、私のサイトでは無く、WEB上に公開されているサイト&検索結果を参考にしておりますので悪しからず。

はい。いかがでしたでしょうか?
ご覧いただいたように、あらゆるジャンルのキーワードで検索した結果に「中古ドメイン」「日本語ドメイン」が上位表示されているのが確認できたかと思います。印象としては「日本語ドメイン」のほうが露出度が高いように感じましたので、現時点では「日本語ドメイン」のほうが「SEO効果が高い」という事が今回の検証結果からも言えるかと思います。

ちなみに動画上で活用しているサービスについてもリンクを張っておきますので良かったら活用してみてください。
SEOチェキ!
※ サイトのSEO対策状況を確認できる便利ツール

インターネットアーカイブ
※ WEBサイト履歴を保管し公開してくれている便利なサービス

では何となく「中古ドメイン」「日本語ドメイン」がSEO対策上有利なのがご理解いただけたと思いますので、何故!?SEO対策上有利なのか?という点について補足説明しておきたいと思います。

日本語ドメインについて

まず「日本語ドメイン」ですが、これは単純にgoogleのアルゴリズム上日本語ドメインが「えこひいき」されている!という表現が解りやすいと思います。日本語ドメインは「日本語」で取得されたドメインなので検索キーワードが含まれるドメインは「属性が高いサイト」という評価点数が加算されていると推測できます。

日本語ドメインサービスが始まった当初は、今よりもはるかに高いSEO効果が発揮され「日本語ドメイン祭り状態」が続きました。
サービスは始まった当初は「キーワードさえ含まれていれば何でも上位表示が可能!」というアフィリエイターにはウハウハの時期がありました。
しかし、一定期間でGoogle側の対策が打たれ、流石にコンテンツの薄いサイトは上位表示されなくなっていきました。
すると多くのアフィリエイターは、そのギャップが大きすぎた為、「もう日本語ドメインは駄目だ!」という評価に変わり、あまり活用されない状況が続きす。しかし、対策後も「お祭りモード」とまではいかなくても「他のドメインよりは高い評価」というのは継続されており、以後安定してSEO効果を発揮し続けていたのです。

そんな時、「日本語ドメインを用いた破壊的SEO手法(販売終了)」という情報商材が販売され、日本語ドメインへの注目度が再プチブレイクしたように感じました。

今は販売終了されておりますが、この商材は市川さんの実証実験を元に日本語ドメインが未だにSEO効果がある!という内容の商材でした。
私の知る限り、この情報が販売されてから、多くのアフィリエイターが日本語ドメイン取得に乗り出し、好きなだけ取れた日本語ドメインも空きが少なくなってしまったのもこの頃だと思います。今はまた熱は冷めつつありますが、動画をご覧いただいたように「現時点では明らかにSEO効果がある」と言えるかと思います。

では気になるデメリットは?という点ですが、個人的にはデメリットは少ないと思います。
既に述べているようにメールアカウントを取得するときに「ほぼ使えないドメイン」であるという事。
ガラケーはターゲットから完全除外する。という点だけ把握しておけばリスクは少ないはずです。

ガラケー非対応という点は以前まで結構痛手でしたが、スマホの普及により問題解決されてきました。

実際、私自身も複数の日本語ドメインサイトを運用しておりますが、すべてのサイトで一定のSEO効果が得られております。
当然、最低限のSEO対策は必要ですが、一般ドメインに比べるとはるかに上位表示しやすい状況であることは間違いありません。

中古ドメイン(オールドドメイン)について

先に結論から述べさせていただくと「中古ドメイン」の活用にはリスクが伴います。
理由は、何故中古ドメインがSEO効果が高いのか??を理解する事によって、リスクもご理解いただけるはずです。
では中古ドメインがSEO効果が高い理由ですが、話は単純で「もともと運営されていたサイトに多くの被リンクが残っているから」です。
真SEO対策の記事でも少し触れておりますが、SEO外部対策の大きな対策の1つとして被リンク(バックリンク)の獲得という事があります。

多くのサイトから紹介されている(リンクは張られている)サイトは優良なサイトである。というアルゴリズムがあり、SEOの常套手段として被リンクの獲得!という対策があります。
そして中古ドメインの特徴である「過去にサイトが運営されていたドメイン」という事になりますので、もともと多くの被リンクは張られている可能性が高いのです。
ディレクトリサービスを始め、ブログやプレスリリースサイトに至るまで。1度張ったリンク先を確認するというのは非常に困難であり、リンク先がクローズされてもリンクを外すという作業はしません。

つまり、中古ドメインを取得し、自分自身のサービスとしてWEB上にアップロード(公開)した時点で、複数の被リンクを獲得しているという状態が生まれるのです。
例えば駅前の人気ラーメン店「ラーメン館」があり、毎日長蛇の列ができ、業界紙やマスコミにも連日取り上げられていた人気店があったとします。
しかし、内部事情により廃業することになり、あなたがその物件に居抜きで入り、しかも同じラーメン屋さんを始めたとします。
すると「ラーメン館」が潰れた事実を知らずに、お客様が情報誌片手に来店する。。。少し極端ですがこんなイメージです。

結論からすると「日本語ドメイン」と違って少しグレーな手法となる訳です。
ただし法律上違反している訳でもないですし、現状少なからずSEO効果が得られているので「中古ドメイン」を活用するアフィリエイターが後を絶たないという事です。

このラーメン屋さんの例からも分かるように、可能であれば「同業種」のサイトを立ち上げるのが一番ですが、実際問題そんなに都合のよい中古ドメインは、なかなか取得できないかと思います。
なんなら市場に出回っている多くの中古ドメインは海外で運用されていたドメインが多いです。
少しでも属性があっていたほうがグレーゾーンから抜け出せる?という観点からか、日本で運用されていた.jpとうの中古ドメインは人気が高いようです。

中古ドメインのリスクについてまとめてみると。

・googleのアルゴリズム仕様変更により、全く効果が得られなくなる可能性がある。
・過去にどのようなWEBサイトを運営していたかによって得られるSEO効果も異なる。
・時間の経過とともに被リンクが減少する可能性があり、SEO効果も比例して減少する可能性がある。
・WEBサイト上のコンテンツやサービス名称とドメイン名の関連性が取りづらくなんだか怪しい。
・中古ドメインの市場価格が高騰しており、良質な中古ドメインを取得しづらい状況である。

以上のようなデメリットを理解しておけば、万が一の時(アルゴリズム変更等)に受けるショックは軽減できるはずです。
中古ドメインはハイリスクハイリターンな短期集中活用型ドメイン!というのが私のイメージです。

日本語ドメインと中古ドメインの組み合わせ

以上のように「日本語ドメイン」と「中古ドメイン」それぞれに良い点・悪い点?が存在します。
そこで、それぞれのリスクを考慮した【 ハイブリッド型SEO対策? 】も成り立ち、既に実践しているアフィリエイターも存在します。

それが「日本語ドメインと中古ドメインの組み合わせ」です。
図にすると、こんな感じ。

ハイブリッドSEO

つまり、中古ドメインはメインサイトのSEO効果を高めるためのサテライトページ(応援役)に徹して、万が一アルゴリズム変動が起きても直接的なダメージを回避するというやり方です。

そして日本語ドメインというだけでSEO上優位なサイトが、中古ドメインからの被リンクという強力な応援を得る事により【 更に強固なSEOパワーを発揮 】できるという仕組みなのです。
この仕組みは私も現時点で考えられる最高のSEO対策だと思いますが、当然メインサイトを【一般ドメイン】に変えてSEO対策を行うという対策も選択肢の1つとなります。

どうのようにしてドメインを取得できるのか?

最後に「日本語ドメイン」や「中古ドメイン」に興味をお持ちいただいた方のために、ドメインの取得方法について解説しておきます。

まず「日本語ドメイン」は非常に簡単で、「お名前.com」や「ムームードメイン」などのドメイン提供サービスで、誰でも簡単に「日本語ドメイン」を取得できます。
取得時の注意事項としては、当然ですが既に取得されているドメインは取得できないという事と、SEO効果を考慮するならば【 できる限り対策したいキーワードが頭に付くドメイン】を取得するようにしましょう。

次に「中古ドメイン」の取得方法ですが、いくつかの取得方法があります。
まずオークションで落札する!という方法です。
バリュードメイン(国内)
NAMEJET (海外)
POOL.com (海外)
このようなサイトでお好きなドメインを入札し、運用するという方法です。
英語ができる方は、海外にはこのようなオークションサイトが山のようにありますので、探してみてください。

次に自力で探し、取得する!という方法。
根気を伴う作業ですがこの様なサイトで期限切れドメインを確認し、ムームードメインなどにコピペ。取得可能か確認する。
次にインターネットアーカイブ等を確認し、過去の運用実績に問題ないか(アダルトサイト等)をしっかり確認する。当然、現時点でのバックリンク数なども確認したうえで「お宝ドメインを発掘」するという手法。

しかし、正直自力で探すのはかなり長い道のりだと思います。。。特に初心者さんであれば安易に取得したドメインが「スパムドメイン」だった。なんて事もあり得ます。

ドメイン購入には抵抗があり、自分自身で探してみたい!という方は「 ドメインゲッター 」等の専用ツールの活用をオススメいたします。

最後に、一番手っ取り早いのが「購入する」という手法です。
動画でも少し触れましたが「中古ドメイン販売会社」は多く存在します。私自身は「中古ドメイン販売屋さん」で実際に何個か購入したことがありますが、その他にも登録済みドメインでも手に入る「お名前.com プレミアムドメイン」等でも優良な中古ドメインが紛れている事があります。

私は時間をお金で買う。という考え方から「専門業者から購入」という一番安易な選択肢を選んでしまいますが、決して安い買い物ではありませんので、もし購入するならば「怪しい業者」からは絶対買わないようにしましょう。たまにヤフーオークションなどでも販売されていますが、個人的には止めた方が良いと思います。。。

以上で「中古ドメイン(オールドメイン)VS日本語ドメイン!徹底検証」の解説を終了させていただきます。
毎度のことながら長文駄文。最後までご覧いただき有難うございました。少しでもお役立て頂ければ幸いです。



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Hiroyuki Suga

Hiroyuki Suga株式会社IMPACT 代表取締役

投稿者プロフィール

約10年間のサラリーマン生活を経て、34歳で独立起業。
JOB: WEBコンサル&システム開発・運用
LOVE: 面白い事・フットサル・平和・妻&子(6歳)
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